Denture
入れ歯
入れ歯治療について
食事を楽しむため、生活を快適にするため、ご自身にぴったり合った入れ歯を選びましょう
良い入れ歯でしっかりと噛める環境を整えることは、食事を美味しく楽しめたり、他の歯を守ったりする効果があります。
そのため、当院では保険や自費に関係なく、一人ひとりのかみ合わせを考えて、お口にフィットした入れ歯を提供することを心がけています。
合わない入れ歯をつけていると…
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口腔内が傷つく
入れ歯と歯ぐきの間に隙間がある状態で使用すると、歯ぐきに入れ歯が擦れて口内炎ができやすくなります。また、同じ場所が繰り返し傷つくことで床擦れのような潰瘍が歯ぐきにできることもあるため、早めの調整を行いましょう。
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栄養不足になる
入れ歯が合わず食事を摂ることが難しくなると、栄養不足になってしまうことがあります。年をとるにつれてお口周りの筋力が低下し、噛みにくいものが増えてしまうため、偏った食生活になる方が多いです。また、入れ歯が合わないストレスで噛むことが少なくなればお口周りの筋力は一層低下して、噛むことによる疲労感、嚥下のしにくさなどから食事が億劫になってしまうことも。栄養をうまく取り込めないと体力低下や免疫力低下につながり、お口だけでなく全身の健康に害を引き起こす可能性もあるため注意が必要です。
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頭痛や肩こりに影響する
入れ歯のかみ合わせが高すぎる、低すぎるなどかみ合わせのバランスが崩れるとお口周りの筋肉の緊張に繋がります。噛むときに使う筋肉は肩や首、頭の筋肉と繋がっているため、お口周りの筋肉が硬直することで周りの筋肉の硬直も引き起こして頭痛や肩こりの原因となることも。筋肉のバランスが崩れることで、顔立ちに変化が現れることもあります。
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顎関節症を引き起こす
入れ歯のかみ合わせが合わないと、顎関節にも大きな負担を与えます。負担がかかり続けるとお口が開かない・お口の開閉時に音が鳴る・お口を大きく開けると顎が痛いといった顎関節症の症状を引き起こします。症状が重くなると日常生活に影響を及ぼすこともあるため、違和感を覚えたら早めの歯科受診をおすすめします。
当院で取り扱う入れ歯
患者様にぴったり合う義歯の作製
入れ歯は個々の口腔状態や咬合、顔の形などに合わせて作製する必要があります。当院では患者様の個々のニーズやご要望をお聞きし、細かな調整を行うことで、自然な見た目と快適な装着感のある入れ歯をご提供しています。耐久性や機能性にも配慮しながら、美しい義歯を作製しています。また、初めての入れ歯の方には丁寧な説明とケア方法の指導を行い、安心して日常生活を送っていただけるようサポートしています。
保険の入れ歯
歯肉に触れる部分がプラスチックで作られている保険診療の入れ歯です。幅広い症例に対応していて、リーズナブルかつ壊れた際にも修理が容易です。しかし、ある程度の厚みが必要なので装着時に違和感を覚えたり、熱が伝わりにくかったりします。
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Meritメリット
- 保険適用のため、費用が抑えられる
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Demeritデメリット
- 装着時に違和感を覚えることがある
- 食事の熱が伝わりづらい
金属床
金属床義歯とは、歯ぐきなどの粘膜に触れる床部分が金属で作られている入れ歯です。金属なのでレジンに比べて強度があり、長期間の使用でも壊れにくい傾向があります。また、食べ物や飲み物の温度が伝わりやすいのも好評です。金属床に使用する金属は、ゴールド・チタン・コバルトクロム、トルティッシュの4種類があります。
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Meritメリット
- 保険診療のプラスチック(レジン)より頑丈で、薄く加工できる
- 金属を土台に使うため、頑丈な義歯を作製でき、しっかり噛める
- 金属から熱が伝わり、患者様が味覚を感じやすくなることで、より食事を楽しめるようになる
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Demeritデメリット
- 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかる
- 金属アレルギーをお持ちの患者様は使用できない可能性がある
- 素材に重みがあるため、金属床を装着した際に違和感を覚える場合がある
チタン床
チタンは人体に馴染みやすく、インプラント体にも使われている材料です。溶け出しにくい材質のためアレルギーが起こりにくく、材質としての強さと軽さを持ち合わせています。他の金属と比べると柔らかさを兼ね備えた材質でもあり、たわんで壊れてしまうこともあるため取り扱いには注意が必要です。
料金
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チタン床 ¥200,000~
¥220,000(税込)治療期間/回数: 1ヶ月/3~4回
コバルトクロム床
コバルトクロムは熱を伝えやすく、若干の柔らかさも兼ね備えた強度の高い材質です。しかしその強度の高さから調整が難しく、貴金属やチタンと比べアレルギーを引き起こしやすいのがデメリットとして挙げられます。
料金
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コバルトクロム床 ¥150,000~
170,000(税込)治療期間/回数: 1ヶ月/3~4回
ノンクラスプデンチャー
バネ(止め具)の部分に金属を使用しないため、入れ歯を入れていることが悟られないほど、見た目にとても優れています。柔軟性のある改良型特殊樹脂を使用し、従来の入れ歯の半分の重さで、ガムや餅などもつきにくく、無味無臭で、アレルギー反応が少ない入れ歯です。
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Meritメリット
- 金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がない
- 薄く作製することで、使用時の違和感を減らす効果が期待できる
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Demeritデメリット
- 保険が適用できないため自費診療となる
- 特殊な素材で作製するので、破損した際、次の装置が出来上がるまでお時間をいただく場合がある
- 装置を固定するため、引っ掛ける歯がない方はご使用いただけない
料金
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ノンクラスプ
デンチャー ¥85,000~
120,000(税込)治療期間/回数: 1ヶ月/3~4回
フィンデンチャー
フィンはひれの意味で、入れ歯の周辺がシリコーンで薄いひれのように作られており、それが粘膜にてん着する閉鎖弁の働きをする入れ歯で吸着がよく、顎の骨の吸収が大きかったり、骨隆起など顎提に悪条件がある、はずれやすい等の症例に幅広く対応出来ます。
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Meritメリット
- 金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がない
- 吸着力があり、外れにくい
- 幅広い症例に対応ができる
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Demeritデメリット
- 保険が適用できないため自費診療となる
- フィンの部分が劣化しやすく、3~6ヶ月に一度張り替える必要がある
料金
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フィンデンチャー ¥120,000(税込)
治療期間/回数: 1ヶ月/3~4回
コンティース
コンティースは、今までの入れ歯と異なる、新しい設計の義歯です。ブリッジのように歯を削る必要がなく、入れ歯特有の発音の妨げになる部分が存在しないため、異物感を感じにくい設計です。また、金属のバネがなく、目立ちにくいのも特徴です。
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Meritメリット
- 歯を削る必要がない
- 外側からは金属が目立ちにくい
- 軽くて薄いため、異物感を感じにくい
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Demeritデメリット
- 保険が適用できないため自費診療となる
- 金属を使用するため、金属アレルギーの心配がある
料金
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コンティース ¥120,000(税込)
治療期間/回数: 1ヶ月/3~4回